岐阜県 西濃地域で捨てられた猫の里親探しや、野良猫のTNR活動をし、地域猫として育てていく活動をしている団体です。 猫の殺処分がゼロになるよう活動しています。
2016年09月26日 (月) | 編集 |
初めて歩くんに会った時、Kさんから
「たぶん水頭症なんだって…」と聞いて
顔を見て(なるほどなぁ)と思った。

「頭が重いから、どうしてもフラフラしちゃって…」
と言いつつゲージを開けると
あっという間に兄弟猫とじゃれだして、ケンカをしている。

勝てるはずもなく…と思いきや
上を下への大騒ぎで、けっこう楽しそう。
しかし、お互いに傷ができるほど舐め合ってしまうため
じきにKさんにはがされることとなる。

はがされた歩くんは、ガブガブとKさんの手を噛む。
「甘噛みなんだけど、けっこう痛いのよ〜〜。」と言いつつも
「めんこいでしょう」と目を細める。

「病気でなければ、すぐにでも貰い手があるだろうにねぇ…」と言いつつ
『物事は必然』と捉える私は
何のためにこの子はKさんのところにいるのだろうと考えていた。
正直、可愛いというより、フラフラと重そうな頭を痛々しく感じてしまう。

image1_20160926201706c3d.jpg

(抱っこされたら手を噛むのがご挨拶・笑)

後日、歩くんは診察を受けた。
「病院で診てもらったら、食べれるのが不思議なくらい状態は悪いって。
でも最初は食が細かったけど、だいぶ食べるようになったのよ。
こんなにめんこいのにねぇ…」

歩くんの顔を見て、私のように痛々しく感じたり
可哀想で見てられない人も少なからずと思う。

残された時間を、丸ごと可愛がってくれる人の元で過ごすため
そして穏やかに最期を看取ってもらうために
Kさんの元に来たのかなぁと思った。

それなら私も…と
他の子猫と同様に抱っこしてみると、すぐさま手に噛み付いてくる。

少々手が痛いので、普段そうするように、指を口に軽く押し込める。
二、三度繰り返すと嫌になって、噛む力を加減してくる。

(噛むと嫌なことをされると)学習してるんだ…
そう気付くと、痛々しさは消し飛び
他の子と同じように可愛らしさだけになった。

image3_2016092620170953c.jpg

(手を軽く押し込むと、元気いっぱいに抵抗しまくる)

動物たちは、ただ今を生きることのみで
明日食べられるかどうかとは考えない。

あるがままの姿で懸命に生きる姿に、私たちは癒され励まされる。

歩くん、ありがとう、大好きだよ。
また、遊ぼうね!




〈追記〉
写真を撮ったのが9月23日(金)で
私の手をかじっては、猫パンチ猫キックと
普通の子猫と何ら変わりないくらい元気でした。

そして9月25日(日)の朝9時頃
この記事の掲載依頼をした直後に危篤の連絡が入り
午後12時40分に永眠しました。

私は最期を看取ることはできませんでしたが
危篤の時に長いこと抱っこさせてもらいました。

初めて目をつむった顔が愛らしく
たくさん遊んだねと声をかけながら
歩くんと縁があったことに感謝しました。

ただ生きることに一生懸命だった歩くん
わずかな時間しか共有してないのに
いろんなことを私に教えてくれた。

本当にありがとう。
思い切り泣いたら、また一緒に遊んだときみたいに笑顔に戻るからね。
いつか私がそっちに帰ったら迎えに来て。
約束だよ、また一緒にたくさん遊ぼうね。

歩くんに関わってくださった方にも
記事を通して歩くんのことを心に受け止めてくださった方にも
心から感謝申し上げます。

GHCR とものすけ



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コメント
この記事へのコメント
文章に書かれてる通り、痛々しくて見るのもつらいです。
なさけないやつなんです。
とものすけさんのように強い気持ちで現状を受け止めることは大切なことだと思います。

歩くんも、きっと楽しいひとときが過ごせたことでしょうね。
今度は五体満足で、また会えるといいですね。
2016/10/02(Sun) 10:09 | URL  | まめ蔵 #Dl510n0U[ 編集]
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