13年前恐れていた禁断の地へ足を踏みれた直後、出会ったのがママちゃんでした。
私はその当時、5歳を頭に5匹の棄てられた成猫を飼い自分の胸の内では家庭内で飼育するのは飽和状態と
、これ以上は絶対猫を家に入れないと固く自分自身に誓っていました。
前々から知人に「S公園には猫がいっぱいいるよ」と聞かされていても近寄ることは避けていました。
ですが、状況は常に気にはなっていました。危惧していた通り足を運んだ途端数匹の猫が寄って来ました。
案の定、気まぐれの餌やりさんはいても避妊手術は一切誰も手を付けていない様子。
数えると22匹の猫(幼猫、成猫含めて)がいました。
何から手を付けていいやらお手上げ状態でしたが、
まずは成猫の避妊手術が先決と、来る日も来る日も捕獲器をかけ結局施術した子は9匹にもなりました。
勤務を終えてからの一仕事で、捕獲した子を又、H市まで搬送迎しなければなりません。
子猫の里親さん探しも待ったなしの状況、口コミでは難しいので新聞の有料、無料の広告を駆使して、里親さん希望が入るたびお届けしてきました。犬猫ボランティアをやっている友人にも助けていただき何匹かは引き取ってもらい、家庭飼育は無理な成猫4匹はやむを得ずTNR(捕獲し、手術をし、元の場所に戻す。)しました。
約1か月がかりで終えましたが、孤軍奮闘で正に疲労困憊、精も根も尽き果てたといった思い出です。
命に携わるということは中途半端な気持ちで出来ることではありませんから。。。。
ほっとしたのも束の間、ママちゃん親子7匹が棄てられたのです。
ママちゃんはどう見ても臨月、子猫6匹は6か月前後、どうしても放置が出来ず7匹保護しました。
ママちゃんは大きなお腹抱え、ましてや6匹の子供まで付けて遺棄され餌の取り方も分からずどんなにか心細く、途方に暮れたことかと思い出す度、今でも胸が痛みます。
飢餓状態ほど辛い過酷なことはないでしょうに、なんと人間はおぞましく残酷な生き物でしょう!!
避妊手術さえしていれば、こんな最悪な事態は避けられたのに。手術代くらい惜しむな!と心から思ったものです。。
一週間後ママちゃんから7匹が誕生しました。
4匹は何とかおっぱいが足りますが3匹は母乳だけでは難しく、人工乳で補いながらのママちゃんとの二人三脚の育児でした。
子猫6匹は避妊、去勢手術を済ませ、里親 さんの元へ送り届けましたが一匹は「どうしてもお家に帰りたい帰りたい」と一週間泣き続け戻ってきました。今でもシャイな出戻り娘ラムちゃんです。
何とか7匹全部無事育ち、それぞれのご家庭に迎えていただくことができました。
当時は勤務しながらの5匹の先住猫、6匹の子猫、乳飲み子の世話と譲渡、睡眠時間もままならない状況の中どう時間をやりくりしてきたか??若かったから無我夢中で出来たんでしょうね?
ママちゃんは、子育て真っ只中でお腹が減っているでしょうに子供がご飯を食べ終えるまでじっと待ち、やっと自分のご飯をといった母性の強い子で、性格も温和で懐こく本当におとなしい子でした。
シャム系でブルーの澄んだ目でいつもジーとモノ言いたそうに見つめるのです。
多頭飼育でなかなか充分な愛情かけてあげることも出来ずきっと甘えたかったのでしょう。
晩年は口内炎や肝、腎機能を患って10日間入院もしましたが、退院後も大好きなお肉や缶詰も食べたり、受け付なかったりの小康状態が続いていました。
今日明日が峠かと思われる夜、体をさすりながら抱っこして眠りました。
そして、朝方、永久の眠りにつきました。
家の子が旅立った時、「わたしは何やってるんだろう?家の中の子すら充分な面倒見ることも出来ず寂しい思いをさせて、ボランティアをやる器か」といつも亡くなった子にお詫びしながら苦しみ悩み落ち込むのです。
ありし日のママちゃん

まだまだ元気
ママちゃんの子供のラムちゃん

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Gifu Happy Cats Rights 岐阜ねこを救う会
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