パルボとの闘い
パルボとの闘い。
あさか首相のnote第4回を配信しました。
猫の殺処分が0になるよう活動しています。
現状をしっかり把握し、今後も地域の問題は地域で努力し解決していただきたいそんな強い想いで臨みました。
女性職員さん、助っ人の友人との連係プレーにより早期に解決することが出来ました。
皆さん初めての体験の中から多くの事を習得されました。
特に行政に携わる方には今後も同様な相談や苦情が様々寄せられると思いますが、この度の経験を基に行政のマニュアルから一歩踏み込んだ解決に繋がるアドバイスをしてくださることを期待しております。
今回の事案の前後に、やはり同じ町内から、成猫、仔猫8匹、もう一ヶ所で成猫8匹の同様の相談を受けました。
生後2ヶ月の仔猫4匹は引き取り、成猫12匹は捕獲後、全て施術しそれぞれの元に戻すことが出来ました。
2ヶ所の相談者さんは自分が繁殖させたという自覚と反省があり、手術費用も負担され、
2度と同じ間違いはされないでしょうし、後のお世話も安心して託せました。
しかし、今回の当事者の女性は「私の家の猫じゃない、寄ってくる猫に餌をあげただけだから責任はない」と言い放ちます。
でも、近辺を徘徊していた30匹の猫がリターンした9匹のみに減り、近所からの苦情も無くなって、これ以上殖えない状況に内心安堵感はあると思います。
懸念はTNRしたネコに対して寿命を全うするまで面倒をみられるかです。
やはり不安があり、友人に協力を得ながら定期的にフードを運び様子見に通っています。
捕獲、不妊手術(TN)後、地域猫としての受け皿がしっかりあるのかどうかの見極めはボランティアの限界もあり苦悩でもあります。
今回、捕獲現場に初めて立ち合われた担当部署の課長さんは、一代限りの地域猫として理解を求めるための文書を作成され、リターンした猫9匹の耳カット後の写真を添付し地域に配布して周知徹底されました。
こうした行政の方の前向きな姿勢が住民の意識向上に繋がりモデル地区として定着し、町全体へ広がっていくことが願いです。
また、地域出身者で現在は他所在住の方から、今回の件に関して「地元のねこたちがお世話になりました」とご寄付を募ってくださりT様始め皆様には過分なご厚志を頂きました。
こうして陰から支えて下さる方達の想いが有り難く励みとなります。
最終的に24匹に手術を施しましたが8割は女の子でした。
春先から始まる出産ラッシュの事前に解決できたこと、何より、望まれない何十匹もの命の誕生を未然に防ぎ負の連鎖を留められたことが救いです。
問題が発生した時点で如何に早くそれに着手するかで最小限の被害で食い止めることができます。
それには、現状況を一人でも多くの方に共有してもらい、行政と連携を取りながら進めてゆくことが不可欠だと改めて強く思いました。
勇気をもって一歩踏み出すことが未来の平穏に繋がります。