七十代と思われるご夫婦が一匹の猫を泌尿器系疾患で緊急入院させたと話しかけてきました。
動物病院は見ず知らずの人同士でも隣り合わせになれば、旧知の友の様にフランクに話せる不思議な空間です。
お節介な性格も相まってよくよく話を聞いてみると、何と自宅には10匹の自由飼いの猫が。
お節介ついでに不妊手術の有無を突っ込むと案の定、未施術。
挙げ句の果てには
「生まれてもみんな死産やったり、どっかへ行ってまう仔もいるし、そんなには殖えとらへんで」とのたまう。
現に殖えとるやないか!!
どっかへ行ってしまった猫は多分又、どこかで野良化して繁殖を繰り返しているんでしょう!?
いくら死産だからと言って死ぬためにだけ生まれてくる仔猫が哀れでしょ!
何度も死産を繰り返す母体も護ってあげてよ!
今、連鎖を留めなきゃダメでしょ!
と胸の内で怒り、それを抑えながら、まず女の子の施術をと説得しましたが、糠に釘のようです。
他方でいくら必死に活動し啓発していてもこれではさいのかわらです。
虚しくなります。
まだまだ田舎ではこの様に自然の摂理に任せて飼育しているお年寄りは多く、世間との軋轢の原因ともなっています。
個々で命の重みの感じ方、捉え方は生い立ちや環境、時代によっても差違は出てくるでしょうが命を消耗品のように軽く扱ってほしくはありません。
でも、救いは明らかに病気と分かれば病院で受診もし、入院もさせる人であることです。
解決に向け、気長に説得を続けたいと思います。
GHCR 代表 I
里親さん希望の方の連絡先
gifuhappycatsrights@gmail.com
Gifu Happy Cats Rights 岐阜ねこを救う会 ホームページに戻る
http://www.gifuhappycats.com/
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